リクルートMedia Technology Lab (MTL) にて、「社会人のためのマインドフルネス講座」を開催
2015年6月26日、リクルートMedia Technology Lab (MTL)の方々を対象に、
「社会人のためのマインドフルネス講座」を開催しました。
講師は、「ZEN(禅)」を英語で発信する禅僧として海外メディアから多数取り上げられる、
妙心寺春光院の川上全龍さん。
そして、Google社がマインドフルネスに基づいて開発した、
リーダーシップ・パフォーマンス向上のプログラム「Search Inside Yourself Leadership Institute (SIYLI)」で、
現在トレーニング中の予防医学研究者、石川善樹です。
マインドフルネスは、日本の「禅」をもとに最新科学で研究されたもので、「第三世代のメンタルトレーニング」と言われています。
マインドフルネス状態になることで、意思決定がシンプルになり、感情・思考を自在にコントロールできることから、自分をコントロールできるようになります。
そうすると、客観的に物事をみることができ、ストレスや自分自身などの様々な対象とうまく付き合っていくことができるようになります。
では、どのようにしたらマインドフルネス状態になることができるのでしょうか?
「それは、かすかな刺激にこちらから能動的にアクセスすることです。」
味覚と同じで、味の濃いものばかり食べていては、舌は鍛えられません。
かすかな刺激に注意を向けることで、脳は鍛えられます。代表的なかすかな刺激が、’’呼吸’’です。
無意識に呼吸をしていることが多いかと思いますが、感情的に怒ったり、気持ちが焦ったりするときは、呼吸が速くなって乱れています。
また、姿勢が悪いと呼吸が浅くなり、心身にストレスがたまります。
心身とつながる呼吸をコントロールできるようになると、自分の感情やストレスをコントロールできるようになります。
マインドフルネス状態になるために、参加者のみなさまにトレーニングの1つである「瞑想」を、実践していただきました。
「瞑想における大切なポイントは、
姿勢をととのえる’’調身’’、
呼吸をととのえる’’調息’’、
周りを客観的にみることができるようになる’’調心’’ です。」
また、他のトレーニング方法として、「ウォーキング・メディテーション」も行いました。
「呼吸」という対象に今まで注意をむけてきましたが、これは、「歩くこと」に注意を向けます。
無意識にしている「歩くこと」に注意を向けることで、体に対する感度が上がります。
そうすると、自分の感情や、感情からくる体の反応に気づけるようになり、感情のコントロールができるようになる、というトレーニング方法です。
また、マインドフルネスがもたらす効果はストレス軽減だけでなく、人の幸福度を高めることも効果の1つです。
社員の幸福度があがることで、生産性が30%あがるという研究も報告されており、仕事のパフォーマンス向上には幸福度も関係していることがわかります。
セミナーの最後に、10分間瞑想を行った後、参加者の方からは
「すっきりして、からだが軽くなった気がする」
「リラックスできた」 などの声が聞かれ、大盛況に終わりました。
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